Q.モーターが回らない。なぜ?
A.下記要因が考えられますのでそれぞれの処置方法を確認、実施して下さい。
①電源プラグが断線もしくは外れていませんか?⇒電源コードの交換または電源プラグを差し込んで下さい。
②サーモスタッドが作動していませんか?作動要因を取り除いてから押しボタンを押して復旧して下さい。
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③過熱防止リレーが作動していませんか?⇒作動要因を改善しモーターが常温になってから電源を入れて下さい。
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④水温リレーが作動していませんか?⇒ポンプ部水温が下がるまで待つか電源を切って販売店へご連絡下さい。
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⑤漏電遮断器が作動していませんか?⇒漏電の原因を調査し修理して下さい。
⑥モーターまたは圧力スイッチが故障していませんか?修理または部品の交換をして下さい。
⑦電圧が低くなっていませんか?⇒電圧降下(ドロップ)している可能性がございます。電力会社へ相談して下さい。
⑧ポンプ部の固着、異物が噛み込んでいませんか?⇒モーターシャフトを回し異物噛み込みがあれば取り除いて下さい。
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⑨上水道配管と連結していませんか?⇒上水道配管と井戸の吐出配管を別にして下さい。
⑩押し上げ高さが高すぎませんか?⇒押上高さを低くして下さい。(下記を目安に)
80W:4m以内 / 150W:8m以内 / 250W:14m以内
Q.モーターは回るが揚水しない。なぜ?
A.下記要因が考えられます。それぞれ処置方法を確認、実施して下さい。
①井戸の水位が低下していませんか?⇒水面から地上まで8m以内か確認して下さい。8mぎりぎりもしくはそれ以上深い水位ですと吸い上げができません。
②中間弁から水が漏れていませんか?⇒中間弁ガイドキャップを外し、中間弁の分解・清掃し呼び水をして下さい。
③呼び水が不足していませんか?⇒呼び水を確認し足らない場合、注水してください。(下記は呼び水水量目安です)
出力80~150W:約300cc、出力250W:約450cc
④吸込側配管からエア(空気)噛み込んでいませんか?⇒吸込配管側の接着漏れ及び接続部にシールテープが巻かれているか確認して下さい。
⑤ポンプ(メカニカルシール)からエア(空気)噛みしていませんか?⇒製品本体の自吸確認をして下さい。
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Q.蛇口を閉めてもモーターが止まらない。なぜ?
A.下記要因が考えられます。それぞれの処置方法を確認、実施して下さい。
①圧力スイッチが故障していませんか?⇒不良原因の調査及び圧力スイッチの交換をして下さい。
②電圧が低くなっていませんか?⇒電圧降下(ドロップ)している可能性があります。電力会社へ相談して下さい。
③羽根車・ケーシングカバーが磨耗していませんか?⇒羽根車及びケーシングカバーを交換して下さい。
Q.水を使用していないのにモーターが頻繁に回るのはなぜ?
A.下記要因が考えられます。それぞれの処置方法を確認、実施して下さい。
①吐出配管または蛇口から水漏れ、エア噛みしていませんか?⇒吐出配管及び蛇口より漏れがないか確認し漏れがあればその箇所を修理・補修して下さい。
②中間弁から水が逆流していませんか?⇒中間弁ガイドキャップを外し中間弁の分解・清掃し呼び水をして下さい。
Q.水を少し出すだけでモーターが頻繁に回るがなぜ?
A.下記要因が考えられます。それぞれの処置方法を確認、実施して下さい。
①圧力タンクの空気が減少していませんか?⇒一度タンク内の水を抜いてから再度呼び水し始動して下さい。
出力80W:有効水量867cc / 出力150W:有効水量1607cc / 出力250W:有効水量1402cc
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②自動空気補給器が十分に作動していますか?⇒ボールキャップを外してバルブシートとバルブBに異物又は傷がないか確認して異物がある場合は水洗い、傷がある場合は空気補給器の交換をして下さい。
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③吸上げ高さが浅くありませんか(水面から2.5m以内ではありませんか)?⇒ガイドキャップの中にある中間弁のスプリングを付属品のスプリング(太い方)に変えて下さい。
Q.揚水量が少ないがなぜ?
A.下記要因が考えられます。それぞれの処置方法を確認、実施して下さい。
①電圧が低くなっていませんか?⇒電圧降下(ドロップ)している可能性があります。電力会社へ相談して下さい。
②羽根車、ケーシングカバーが磨耗していませんか?⇒羽根車、ケーシングカバーを交換して下さい。
③配管水路内に詰まりがありませんか?⇒配管内のつまり・異物を取り除いて下さい。
Q.初回は揚水したが2回目からモーターが起動しない。なぜ?
A.下記要因が考えられます。それぞれの処置方法を確認、実施して下さい。
①砂など異物を噛みこんで羽根車がロックしサーモスタッドが作動した可能性があります。下記手順にてチェックをして下さい。⇒電源を一度切る⇒蛇口開いて圧力を抜きモーターの後部の軸(シャフト)が回るか確認⇒回ればボタンを押す、回らなければ羽根車に噛み込んでいる砂などの異物を取り除いてからボタンを押して復旧する。
②延長ケーブル(コードリール等)を使用していませんか?⇒電圧降下(ドロップ)しモーター内臓の過熱防止リレーが作動した可能性があります。改善方法として、ケーブル線を太く(太さは2.0m㎡以上)し長さを30m以内にして下さい。
③押上高さが規定より高い為圧力スイッチのON圧力まで下がらず起動しない可能性があります。⇒改善方法としてポンプの設置位置を上げるか蛇口の位置を下げて下さい。【参考】蛇口の設置位置(押上高さ) 出力80W:4m以下 150W:8m以下 250W:14m以下
Q.8m以上の吸上げはできますか?
A.浅井戸ポンプシリーズ(80W~250W)では8m以上の吸上げはできません。地球に大気圧1Kg/c㎡がかかっており理論的に吸上げができません。それ以上吸込みたい場合は浅深兼用井戸ポンプ(THPC型)がございますのでそちらをご使用下さい。
Q.最初は呼び水したら揚水するが2回目以降揚水しない。なぜ?
A.中間弁から水が落ちてしまっている可能性があります。ガイドキャップを外し中間弁がうまく作用しているか確認して下さい。
一度中間弁内の水洗いなど清掃し中間弁・スプリングを元に戻してから再度始動を試みて下さい。
Q.吸込配管を長くしてもいいですか?
A.ポンプはなるべく水源の近くに設置し下記を目安として下さい。
吸上げ高さ8mまでのとき横引き3m以内
吸上げ高さ6mまでのとき横引き13m以内
吸上げ高さ4mまでのとき横引き23m以内
Q.吐出配管を長くしても構わないでしょうか?
A.出来る限り短くして下さい。配管は必ずポンプ口径と同じ太さの管で行ってください。
一般論として下記は目安として下さい。(但し押上高さが2m以内の場合とします)
THP-81KF/Sの場合、横引き30m以内 THP-150KF/Sの場合、横引き50m以内 THP-250KF/Sの場合、横引き70m以内
Q.湯沸し器を使用するとお湯が熱くなったりぬるくなったりするが解消できる?
A.解消はできません。これはポンプの特性で圧力差でポンプをON-OFFさせています。そのため湯沸かし器に流れる流量が変動し少ないときは熱くなり多いときはぬるくなります。
Q.洗濯機に注水するとON-OFFが繰り返すが解消できますか?
A.解消できません。洗濯機への注水の場合、注水量が少ない為ポンプ内の圧力が早々に上がって停止。そして注水を続けて早々に圧力が下がり起動することで短い間隔でON-OFFを繰り返します。これはポンプの特性で解消は困難です。
Q.蛇口を開けるとシュパ、シュパとエアーが出てその後水が出なくなり、しばらくすると勢いよく水が出るのはなぜ?
A.吸込み側から空気を吸っています。吸込み側の継ぎ手箇所を確認して下さい。確認方法として下記3点があります。
①吸込み側フランジ取付ネジを一旦緩め、両方を満遍なく交互に締めつける。(片締め及びフランジのズレ修正)
②砂取器をつけている場合はその部分がしっかりと締め付けているか確認して下さい。
③配管の接合部、円周にシリコンシーラントを塗って下さい。空気が侵入している場合は一時的に止められます。
Q.ポンプが止まる時、音がする。なぜ?
A.中間弁の弁に錆が発生もしくは圧力タンク内のエアー(空気)がなくなっていると音が発生することがあります。中間弁の弁に錆があれば取り除くもしくは弁の交換をして下さい。タンク内のエアー(空気)減少の場合は一度タンク内の水を全て抜き再度呼び水して始動して下さい。
Q.浅井戸ポンプ(THP型)と水道圧は同じくらい?
A.水道圧と同等のものはございません。
THP-81KF/Sの圧力が50~100KPa
THP-150KF/Sの圧力が90~180KPa
THP-250KF/Sの圧力が160~240KPa
水道圧が200~300KPaですのでTHP-250KF/Sが近しい圧力をもっていることになりますが同等ではないのでご注意下さい。
Q.空気補給器の空気取り入れ口から水漏れしている。どうすれば?
A.空気補給器の空気取り入れ口のキャップを外すと中に白いボールとスプリングが入っています。キャップとボールとの間にゴミなど付着していないか確認しあればゴミを取り除いて元の順番で戻して再度始動してください。
ゴミなど取り除いても水漏れが止まらない場合は、空気補給器の交換をして下さい。